すたっふブログの記事一覧

明けましておめでとうございます。
秋田市は、この時期としては穏やかな年末年始でした。


9連休という、入社以来最長の年末年始休暇だったが、人の出入や移動が多く、のんびりしたという感覚はない。それでもささやかに、男鹿市の「なまはげ館」と、にかほ市の「TDK歴史みらい館」に行った。双方で違った意味で秋田を考えた。自分が暮らしている場所でも、知ってるつもりだったり知ろうとしなかったりで、知らないことがたくさんあると反省。


2019年のよりによってクリスマスに、またかの秋田県全国最下位。(住み続けたくない都道府県ランキング1位ともいう・・・)
この調査は、地域のブランドづくりのコンサルタント会社「ブランド総合研究所」が毎年行っているもの。
秋田県がトップを誇る?のは、人口減少、老齢化率、地価下落、自殺率などマイナスイメージの強いランキングがほとんど。これでは、秋田で生まれ育った若者が希望を持てず外に出ていくのは仕方ないと思ってしまう。
県が行った令和元年度の県民意識調査では、住みにくい原因として就職先がないがトップに上がる。起業されても小規模、大企業がない、収入が低い。私は、首都東京からの交通距離が全国一というのも困っ…

2020年4月から民法の条文が大幅に改訂されます。その中でも不動産にかかわる重大な改定が、「契約不適合責任」(民法第三編債権・第二章契約・第三節売買)です。売主が提供した物が契約の内容に合っていない場合、買主は以下の請求をすることができます。
原則として、まず①追完請求(修補の請求)ができます。契約内容に合うように修繕等を求めることです。
修補をしてもらえないときは催告(催促)してから、または最初から修補が不可能な場合には、②契約の解除(軽微な場合はできない)・③代金の減額請求 ができます。①・②については、売主に責任がある場合のみ、併せて損害賠償請求が可能です。また、④損害賠償請求のみも可能です。

日本中で問題となっている少子化。秋田県の県都・秋田市でも少子化による児童・生徒の減少は深刻な問題です。
秋田市の児童生徒数は、今後15年で32.3%減少すると予想されています。児童生徒数の減少により、集団学習に制約が生じる・班活動やグループ分けに制約が生じる・多様な活躍の機会がない、一定規模の集団の中でしか身につかない社会性・問題解決能力があるなどとして、小中学校の数や場所を見直そうとうい検討が行われてきました。2008年3月に「秋田市の小・中学校の適正配置について」最初の提言書がまとめられ、2018年7・8月には7つの市民センターで説明会が開かれました。そこで出た意見も考慮しつつ、2019年3…

「表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化に関する法律」が今国会で可決された。
法律の骨子は、次のとおり。
所有者が不明な土地について、登記官が職権で自らまたはその委託した物が所有者を調査出来るようになった。
調査結果を登記に反映させることができる。
不明の場合、利害関係人の申し立てによって管理者(特定不能と地等管理者)を選任できる。管理者は、管理保全措置の他、裁判所の許可をもらって売却等の処分もできる。
5/17付の日経新聞によると、この条件を満たす土地は全体の1%。まさに、始めの一歩である。

3月9(土)・10(日)の両日、今年も「あきた終活フェアinアトリオン」(主催:あきた終活支援センター主催)が、地階のホールで開催されました。
今年は、両日各3回、計6回のセミナーも開かれ、およそのべ400名のお客様にご来場いただきました。セミナーは、相続と遺言書・住まいの終活・お墓・保険・エンディングノートなどについて、各分野の専門家が話しました。
弊社でも、「シニアのためのリフォーム」と「不動産をいつ・どうするべき」 というテーマでお話をしました。
9日はNHKさんとABSさんの取材が入り、夕方のニュースで流れたそうです。「ニュースを見て来ました」というお客様もいらっしゃいました。
また、10日付の…

堀江貴文&落合陽一 時代の寵児といえる両氏の共著「10年後のお仕事図鑑」
心配症の人は眠れなくなるかもしれないが、今あるお仕事をばっさばっさと切り捨てるという痛快な書籍。
10年後に無くなる仕事なんて山のようにある。というか、今ある仕事で人間を必要とする仕事の方が少なくなるくらいの勢い。
そのひとつに、不動産仲介業があった。

今の不動産仲介業の流れは、ごく簡単に説明するとこうだ。(もう少し丁寧な説明は→不動産売却手続きの流れ から)
例えば、自宅(土地建物)を売るとする。

ネット(または直接)不動産業者数社に「我が家はいくらでうれるんでしょうね?」と聞く→高く売ってくれそうな(または信頼のおけそうな)業者を選…
おととい秋田市内で、空き家と同一敷地内の小屋を全焼。近隣5棟にも軒先や外壁が燃えるなどの延焼被害が及びました。
空き家の問題が提唱される中、放火による火災も大きなリスクとして挙げらています。国内の、2017年の火災の原因は、「たばこ」3,712 件(9.4%)、「放 火」3,528 件(9.0%)、「放火」及び「放火の疑い」を合わせると 5,833 件(14.8%)となっています。 (30.8.7消防庁発表・報道資料より)
空き家は、人の目が届きにくいので、放火犯に狙われやすいといわれています。
今回の火災について、原因はまだはっきりしていませんが、長い間空き家となっていて漏電等の原因は考えにくいことから、放火…
子育てと不動産の取得について考えます。今、結婚子育ての年齢は多様化しているので真ん中あたりと思われる年齢でシミュレーションをしてみます。
20代で結婚。20代後半から30代後半までに子供が生まれる。2人の子供として育てあげるのが60才くらいまで。
子育ての期間は、住宅の取得を考える期間でもあります。

35才で35年ローンを組んで返済の終了が70才。60才で定年となり再就職して年金がもらえるまでは働く。
2500万円の住宅ローン(金利1.5%・返済35年)を組んだら、60才の時の残高は約850万円、これを退職金で全額繰り上げ返済します。
子どもは65才で結婚し独立。奥さんとの二人暮らしに。
85才まで二人と…

ご存知でしょうか。2018年3月30日 秋田市立地適正化計画が策定されました。コンパクトシティ化構想を現実化するための計画です。これは、都市再生特別措置法で平成26年に創設された立地適正化計画制度にもとづくものです。

「コンパクトシティ」とは、簡単に言ってしまうと、ほぼ無制限に住宅地を広げてきたんだけど、人口(特に労働人口)が減って税収が減ったら①公共サービスが十分にできなくなる②コミュニティの維持ができなくなる③インフラの維持管理もままならない。だから、なるべくまとまって住んでもうことで、①~③の問題を解決しようということです。

コンパクトといっても、秋田市中心部にギュッと集めてしまえということで…
5/11(金)・12(土)秋田市アトリオン地下で「終活フェア」が開催されています。
主催は、秋田シニアライフ協同組合が運営する「秋田終活支援センター」。当社も参加しています。
秋田シニアラライフ協同組合は、異業種が集まり、高齢化社会が抱える問題に対応した事業を行い、終活支援・ライフサポートを通じ、広く社会に寄与することを目的として設立されました。(組合HPより)
東北ミサワホーム㈱秋田支店は、不動産の売却・リフォームのお手伝いをさせていただきます。
最期に備えるとともに、生き生きと毎日を楽しむことも大切にする事業も含まれています。


3月25日に地価公示が発表された。地価の下落傾向に歯止めがかかり、秋田市中心部では上昇傾向もみられるとの結果だった。その矢先の3月30日、ショックな発表があった。
国立社会保障・人口問題研究所が発表した人口推計だ。2017年4月時点で100万人を割り込んだ秋田県の人口だが、2045年には60万人まで減少する見込み。65歳以上人口も50.1%と全国で唯一50%を超える。75歳以上も31.9%とため息の出るような数字。人口減少率、老化率ともに全国のトップをひた走っている。
秋田市では、2015~2045年の人口減少率が県内最小で28.5%減225,923人と推定されている。とはいえ人口がピークだった2…
「所有者不明土地問題研究会」という少し長ったるい名前の研究会がつくられ、増田寛也(元岩手県知事)が座長をつとめ2017年から活動を始めている。この研究会の報告が、今各メディアで頻繁にとりあげられている。
報告の内容は、「さまざまな事情で所有者がわからなくなった土地がどんどん増えている。これは由々しき問題なのでどうにか解決策を探らなければ」簡単にまとめるとこういうこと。
具体的数字では、法務局で10万筆の不動産ををサンプル調査したところ約3割は所有者にたどりつけなかった、というのだ。410ヘクタール(九州より広い面積)が所有者不明と推計される。

以下もう少し報告の内容を詳しく書く。
なぜ、このようなこと…
今年は新たな休日「山の日」が誕生し金曜日に当たったことから、11日からお休みに入った方も多いようです。帰省ラッシュのピークも11日となったようでした。
お盆といえば、先祖の供養のとき。多くの方が帰省されてお墓参りにいらっしゃることでしょう。

お盆が近づくと、近年のお墓参り事情とかお墓参りのマナーなどが特集されます。今年目にした中で、これ知らなかったとということが2つありました。
ひとつは、墓石にはコーティングが施されているということ。研磨してつるつるに磨いている墓石は非常に高価。現在墓石は中国産がほとんどで、石の質と安価に生産するため、でこぼこの表面に水が染み込まないようにコーティングがされているそ…

先日「空き家が収益物件に!? 新時代の活用術」と題し、NHKクローズアップ現代プラスで空き家リフォーム成功例を特集していた。使い道のなかった空き家を見事に再生させ、事業用不動産として収益を上げるようになったよ、と内容。
築90年の空き家を借上げ、3000万円かけてシェア・オフィスに改築。毎月45万円の売上をあげる物件になったという例があった。所有者は固定資産税の支払いや維持管理から解放され、万歳万歳というもの。年間540万円の売上で、固定資産税・管理費等が3割とすれば、利益は378万円。利回りとしては、悪くない。
先日秋田市の飲み屋街「川反」でまさに古民家再生の店に行った。目につきにくい横丁に面した…
5月22日(月)研修のためじ仙台に行くが午前で終わったので、たまたま立ち寄ったメディアテイクで行われていた「空家・空き地コンペ」の公開審査というものを聴いてみた。主催は、日本建築家協会東北支部でした。

時間があったのでランチをしていたら、隣の席の御仁たち(コンペの主催者や審査員だった)が何やら、仙台の現状について話をしていた。「仙台は震災で息を吹き返した」「この景気もあと2年」「仙台も街づくりがうまくできていない」など、悲観的なお話しばかり。東北の中で仙台は別格という印象が強いので、「仙台よ、お前もか」という感じでした。

コンペそのものは、国分町の一角にある吉岡さん所有の土地を「周辺環境とも呼応し…
私たちの業務も、認知症の方と係わりになる場合が増えてきました。
特に、ご家族の方からのご相談が主ですが、売主の方が認知症で施設に入るのでご自宅を売却したいという相談が散見されます。実際に成年後見人を選任し、売却のお手伝いをしたこともありました。これから、ますます増えてくる案件だと思われます。
不動産の売却と認知症については、不動産を所有している方もしくはご高齢の親御さんが不動産を所有している方へ 

業務で認知症の人やその家族の方と関わることも多いこともあり、地域包括支店センターの方を会社にお招きしお話を伺いました。(平成29年5月19日)認知症についてはテレビなどでも取り上げられる機会が多く、ある程度…
秋田の方なら、南極大陸といえば真っ先に白瀬のぶ大尉のことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
明治の世に南極点到達を世界と争った人が秋田から生まれたことは、驚くべきことです。その功績をたたえ、1983年から、南極観測船には「しらせ」の名が冠されています。
その「しらせ」で何度も南極に行った経験を持つミサワホームグループ社員・南極熊こと井熊栄治さんを講師に迎えて、「南極セミナー」が開催されます。なぜミサワホームがといえば、南極昭和基地の建物の大部分はミサワホームなので、メインテナンスのためミサワホームの社員が毎年派遣されているのです。

10年ほど前、井熊さんのお話を聞いたことがありますが(詳細…

秋田県の公示地価は17年連続で下落を続けていますが、今年は、特に秋田市中心部で下げ止まった感があります。久々に上昇地点も現れました。(秋田駅東地区の2地点で0.7%)横ばいの地点も13カ所になりました。
これは、下落が続いたことにより、市内中心部の価格が手ごろだと感じられたことが主な要因です。金利安もあり、住宅着工も堅調だったこともプラスに働きました。

シュウカツ・コンカツ・ホカツなどなど、「~カツ」が氾濫しています。その中で、「シュウカツ」というと、まっさきに「就活」が思い浮かぶでしょう。大学3・4年生が企業に雇用いただくための売り込み活動ですね。
ところが最近、「終活」という漢字を目するようになりました。人生の終わりを迎えるにあたっての準備をするという意味で使われます。終活には、①自分の振り返りと②遺される人への気遣い という2つの面があるようです。

今となっては死語かもしれないが、「おのぼりさん」をした。横浜、鎌倉、江の島あたりの観光をして、最終日は上野界わいというのんびりした行程。
上野で驚いたのが、外人さんの多いこと。それも、英語で話している人をたくさん見かけた。みんな首からカメラをぶら下げて、なんか普通に歩いている。なぜ、ここなのだろう。

NHKラジオ第一の朝の番組「すっぴん」が私のお気に入り。通勤時間10分ではほんの一部しか聴かれないのが残念ですが。その中でも金曜の「源ちゃん(高橋源次郎)の国語講座」と木曜の「麒麟川島明の日本一早い!大喜利」が笑えます。
9月9日金曜日の「源ちゃんの国語講座」は、『642文章練習帳』を取り上げていました。この本は、プロのライターが厳選した642のお題に沿って文章を書くうち、文章がうまくなる(かも)というものらしい。そのお題が奇妙キテレツ系で笑えるのですが、その中に「おとぎ話に出てくる家(ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家、青髭公の城など)が売りに出されるとして、その不動産広告を書いてください」とい…
地方都市では、人口減が大きな問題になっている。
不動産でいえば、人口減それも就労人口が減ることによって取引件数が減って地価が下がる。
私たち不動産業者にとっては死活問題である。

秋田県でいえば、17年連続で地価が下がっている。
下落率は小幅になっているとはいえ、この傾向は続くと言われている。秋田市でも、最高値だった時と比べて50~60%地価が下がっている地点が多い。

こんななかで、秋田市の御所野元町が健闘している。
地価公示の基準値に選定されたのが平成13年だが、平成27年まで32.4%の下落にとどまっている。
ちなみに人気のある住宅地の泉中央で50.1%、秋田駅に近い高級住宅地とされていた南通築地では54…

春になったのに、不動産物件広告に対する問い合わせが例年に比べ著しく鈍いと感じる。
お手頃価格と思って販売し、「さばくのが困難なほど」の問い合わせを期待していたものが、それほどでもなかったりする。

ここ数年、中古住宅は「ひっぱりだこ」だった。
地価は下がっても景気が悪く年収が上がらず、若い人たちには新築よりお得感のある中古住宅が人気だった。
原因としては、景気が良くなって新築に向かう人が増えた?そもそも意欲があって能力(資力・収入)のある人はだいたい不動産を所有してしまった?などが考えられる。
もうひとつは、「新築住宅」との競合かもしれない。
2000万円前後で新築一戸建てが購入できるとなれば、低金利の今、…
モノを売るのが、どんどん難しくなる。
景気が良くなったからといって、なんでもかんでも作れば売れるわけではない。

大概のものは、過不足なくそろっている。
壊れて直せなかったら買い替えるけど、よっぽどの趣味人でなければ、新製品が出ると飛びつく
そんな世の中ではなくなった。

WEBの時代になって、情報があふれかえる。
ちょっと時間が空くと、すぐスマホで情報を取りにいく。
ネットショッピングならまだしも、現実の店舗に行って商品を目の前にしても
店員に尋ねるのではなく、いきなりスマホで商品情報を調べる人が3人に1人くらいはいるらしい。
営業されることに警戒感をもっているのか、現物を確認したらあとは自分で調べる方が確実だと…
空き家バンクとは、移住希望者と空き家の売却希望者(または貸し出し希望者)をマッチングするシステムのことです。
人口減と空き家の増加に悩む地方自治体の取り組みが増加しています。

秋田県でも、現在8市町村が空き家バンク制度を設けています。
秋田市も、今年3月から都市整備部住宅整備課が担当窓口になり、空き家バンク制度への取り組みを開始しました。
制度の概要は、空き家の所有者から物件(売買希望または賃貸希望)の登録を受けWebに物件概要を公開。
移住希望者から問合せがあった場合、その仲立ちをする というのが制度の概要です。
最終的には、所有者と移住希望者が直接条件交渉をしてもら自治体と、宅建業者が間に入ることを条件…
15年度税制改正大綱によれば、昨年平成26年に制定された空家特措法に基づいて
市町村が特定空家に指定した建物の敷地については固定資産税の住宅用地特例の対象から外すことになろました。
現在、住宅用地として土地上に家屋等がある場合、土地の200平方メートル以下の部分は6分の1、それを超える部分は3分の1と固定資産税の課税標準が減額されています。
*特定空き家→管理不十分で建物崩壊など周辺の生活環境の安全上問題のあるものなど

管理不十分な危険な空き家の解体を促そうという政策です。
空き家が、土地の需要がある場所にあれば、解体を促して流通を促進するという効果はあると思われます。放置しておけば、固定資産税が高くな…
2015.1.12 久々に新成人の数が前年より増えたそうですが
お仕事の関係で、相続や、その前の段階での資産の管理について
いろいろ調べています。

遺言の大切さや、死んだあとのことを託す「エンディングノート」については
かなり意識が高まってきたと思います。
ただ、高齢化社会になると、元気なまま、すーっと死ねるかといえば、そうとばかりはいきません。
長く寝たきりになるとか、認知症になるとか・・・

「親が施設に入るので、親の住んでいる家を売りたい」
そんな相談を受けると、つい、「親御さんに意思能力はございますか?」と聞いてしまいます。
「ぼけていませんか?」とストレートに聞くわけにもいかないので。
実は、これはかなり深刻な問題です。
所有者本人が、「物件を売りたい」という意思表示…
6/10に弊社主催で、取引先の不動産業者さんや銀行さんに向けたセミナーを開催した。
「地域活性化の視点と方法」という演題で
NPO法人秋田移住定住総合支援センター理事長(元商工リサーチ取締役) 荒谷紘毅氏のお話を聴いた。
私も秋田に移り住んでほぼ30年。
来たときから、秋田は元気がないという話をずっと聞いてきた。
働く場がないから若い人が出て行く、老齢化が全国一だなどなど
簡単には解決できない問題の提起ばかりという感じだった。

でも、今回の話は、かなり毛色が違った。
若いものには外の世界を見させろ。
秋田からどんどん出て行って、優秀な人にはどんどん中央で出世してもらって
お金を稼いで、人脈も作ってもらう。
定年になっ…
夫婦が離婚するとき、住宅ローンが残っていたら・・・

ご主人の名義の住宅で、奥さんが家を出る場合は問題はないのですが
①家はご主人の名義で、奥さんが家に住み続けご主人が支払いを続ける
②名義が共有で、奥様が連帯債務者となっている
こういう場合は、あとあと問題になる可能性があります。

まず①の場合、ご主人の経済状態が悪化し支払いができなくなった場合
最悪、競売になることもありえます。
奥様の名義にしてもご主人の支払いが滞れば、結果は同じです。
もっとも、この場合は住む家がなくなるだけで、債務(ローンを払う義務)は奥様にはありません。

②の場合は、かなり面倒です。
多いのは、ご主人が自分で支払いをして家に住み続ける場合…
2013.4.13 このごろ相続物件の売買が増えています
秋田県の出生率は、16年連続で全国最下位ということです。
高齢化率は全国で一番だということです。
出生率というのは、女性1000人に対する生まれた子供の数ということなので
当然出産可能年齢の女性が少ないと、出生数も少ない。
高齢化が進んでいることと、出生率が低いことは、かなり関連があるということです。

理由はさまざまあるようですが、まずは、適齢期の若者が県外流出してしまい
20代30代の人口が少ないことと、女性が一生に生む子供の数も1.31人(平成22年)と
減少傾向に歯止めがかからないことが大きいようです。
秋田県人口ピラミッド→こちら

少子化は全国的な問題ではありますが、子供を生み育てる年齢層が県外流出して…
今月になって当社でも本格的に取り組みを始めた、「空き家管理」。子育てのために建てた新築住宅だったのが、子供が独立して家を離れ、残った親が亡くなり空き家になってしまう。子供は自分の家もあるし新たな生活の拠点もあるので戻ってこられない。実家が遠ければ管理もままならなくなる。この商売は、核家族化と人口減少が生み出した現象を商売にしているという側面がある。
どの商売にとっても、人口減少が深刻な問題となっている。買ってくれる人がいないのだから、売り上げが落ちるのは必然だから。不動産もそこに住む人がいるから需要もある。土地や中古住宅の売買も成立する。当然ながら人が住まなくなったような場所では不動産が売れなく…
昨年から、「空き家問題」ブームといえる。
ニュースのサイトを検索しても、「空き家問題」に関する記事がわんさかある。

その中から、実際に起こった事例を集めてみた。
倒壊、放火、害虫の発生、ハクビシンが繁殖、放火など
近所に空き家があったら嫌だと思う案件ばかり。
まさに、倒壊する瞬間の動画もあるが、解体の現場より見事に壊れる。

これからの時期頻発するだろう積雪が原因と思われる倒壊
青森県平川市 http://www.news24.jp/articles/2015/01/15/07267241.html
山形県真室川町 http://www.news24.jp/articles/2013/03/07/07224401.…
空き家問題は、大きな社会問題となっています。
先日国会で、「空き家対策の推進に関する特別措置法」が可決されました。

昨年10月現在で全国の明保は800万戸に。
秋田市でも、平成20年で21,480戸の空き家があります。
これは、7戸に1戸の割合です。
空き家数はどんどん増えていきます。

核家族化で、親が亡くなっても住む人がいない
というのが大きな要因でしょう。

ご家族が近くにお住まいであれば、維持管理もできるでしょうが
遠方にお住まいの場合、頻繁に「行って見る」ことは難しいと思います。

適正に管理されない空き家には、いろいろな問題や危険をはらんでいます。
景観を損ねる、倒壊、放火等の犯罪 など・・・



うれしい悲鳴といえばいえますが・・・
おかげさまで、お預かりしていた中古住宅の売買物件がほぼ成約となり
あと2件を残すのみとなりました。

私たちの商売は、「売ってほしい」というご依頼をうけてスタートします。
「買いたい」というお客様の条件にマッチした物件を探そうとしても
今は、お客様自らがWebから情報をとりにいく時代です。
私たちが知りえる情報は、お客様も知っているという場合が多いです。
不動産業者に「こういう物件を探して欲しい」と依頼して、
その結果をじっと待っている、とうお客様は稀です。
ということは、いかに「売りたい」お客様の目に留まるかということです。

たぶん、使う目途のない空き家は、かなりの数あるかと…
行く予定だった人が都合が悪くなり、急遽ピンチヒッターで行きました。
秋田の県民性は、「俺もしないから、お前もするな」には、結構うけました。
もっとも、出る杭打たれるは、秋田ばかりのことでもない気もしますが。

地方はすたれる一方で、「まちおこし」という言葉が飛びかいます。
「まちおこし」というと、観光客を呼び込んだり、イベントをしたり
なんか、外からの力で活性化しようという傾向が強い気がします。

でも、まずは、そこに住む人たちが、そこに暮らしていて豊かにならないと
ほんとうの「まちおこし」にはならない気がするのです。
雇用があって、若い人が働く場があって、子供もたくさんいて、老人も元気で・・・
まず、人が元気でな…
仲介で不動産物件(土地・中古等)を売買した場合、私たち不動産業者は、仲介手数料をいただきます。
売主からと買主から、それぞれ売買価格に対して一定割合の手数料です。
買主は他の不動産屋さんが見つけてくれることもあり、その場合売主からの仲介料だけが収入です。
(業界用語で、「片手」と言います。)
自分で買主も見つけると両方から手数料を頂戴でき、「両手」仲介と言います。

売り出す前に売主さんと協議して販売価格を決めて
更に、買主さんとも協議して最終的に価格は決まります。
売買代金は、売り買いお互いに協議して決められますが、手数料は国交省が割合を決めています。
1000万円の物件なら36万円、200万円なら10万円で…
会社の4階の窓から、住宅地を見下ろして考えた。
日本人は、なぜこんな無計画な街並みでも平気なのか。

日本には、昔から八百万(やおよろず)の神様がいた。
外国から入ってきたものを、排斥するよりは、すんなり受け入れてきた。
仏教しかり、ポルトガル文化、蘭学、明治の西洋化などなど、
いってみれば、「何でもこい!」という民族なのかもしれない。
純粋な「和」というのは、実はない気がする。
つまりは、「雑多」が板についているのではないか。

考えているうちに、みんな同じ切妻屋根でブラウン系の外壁で、赤系の屋根
そんな住宅がずらっと並んでいるのは美しいけど
ひとつくらい「変な」建物を置いてみたい、そんな衝動に駆られそうだ。
「一糸…
6月7日に弊社主催で、秋田大学大学院の日野智准教授をお招きし
「ヨーロッパと比較した日本の景観まちづくり」と題したセミナーを開催しました。
聴衆は不動産業者さんで、地区計画と景観法についてのお話から
フランスを中心とした、ヨーロッパの街づくりの実例を見せていただきながらのお話でした。

ヨーロッパというと、石造りの街路と古いレンガの建物群というイメージだったのですが、
建物の建替えも当然あるのだそう。
ただ、建替えるときは、壁や屋根の色や材質が細かく規制され、
周りの景観に溶け込むようなデザインでないと許可されないそう。
だから、新しい建物でも違和感なく、古い町並みに調和している。
日本では、京都などの一部の都市…
ストック住宅とは、わかりやすい言葉で言い換えると
「中古住宅」のことです。
今、政府の住宅政策の中で、新築住宅にあわせて
ストック住宅の流通・再生が大きな柱になっています。

日本には、何百年も地震にも耐えて残っている建造物もありますが
住居は、「堅牢」とは逆の、朽ちていることを前提としている気がします。
「無常」感というのか、形あるものはいずれ壊れてしまうのが当然という感覚です。
「いおり」
木の家も、丈夫に作って手入れしてあげれば何十年ともちます。
古民家というのも、一部の人には根強い人気があります。

新しい住宅をどんどん作ると、今ある住宅はどうなるでしょう。
ライフスタイルに合わなくなったら流通させて、必要な人…
今日、日銀秋田支店のHPに訪問して、支店長が魁新報に掲載した「秋田の悲観と楽観」という寄稿文を読んだ。
確かに、両方の見方があるだろうと思う。
自分は楽観主義の方だと思うが、秋田に関しては残念ながら楽観的ではない。
この文の中にあるように、秋田は災害も少なく気候も穏やかで「住みよい」ところだと思う。
だからと思うが、諦めがいいというか、現状に甘んじる気質かなという印象が
秋田に移住してきてからずっと拭えないでいる。
自分の子供も、あえて秋田に戻っておいでとは言えず、
まあ、いずれこっちが近くに行けばいいかなと思っているくらいだ。

とはいえ、今は秋田で暮らし、いろいろとお世話になっているのだから
やはり秋田には良…
一昨日の地価公示の発表がありました。
秋田県は19年連続で地価が下落していますが、
秋田市の下落幅は小さくなったそうです。
住宅地は、平均5.1%の下落幅だそうです。
調査地の中で一番地価の高い住宅地は、保戸野中町で1坪あたり約22.1万円。
最高に高かったときは、50万円台の取引もあったのですが。

思いついて計算してみました。
毎年5%ずつ19年下がったら、元の何%になるでしょうか?

答えは約38%です。
ちなみに4%ずつ下がると、46%になります。

毎年毎年聞いていると、大して下がっている実感がなりのですが
まとめて計算したら、「やばい!!」という感じです。
1%ずつだって、19年もたつと83%になってしまいます…
3.11で知ったが、日本は4枚のプレートのぶつかり合うところに位置するらしい。
地震が頻発するのは当然です。
水の災害も、台風、洪水、大雪、なだれ、鉄砲水。
ほかにも、土砂災害あり、火山の噴火あり…

今上越市で深刻な問題となっている地すべりは、水が原因らしい。
地すべりは、粘土層の上に、水を含む層が乗っかっていて
上層に含まれる水分が増え、摩擦が減ると上層部がすべり落ちる現象だそう。
土砂災害にも、いろいろなメカニズムがあるということ。

秋田市はどうかと思い、地すべりマップなるものを見てみた。
考えれば不思議ではないが、
市街地が迫っている丘陵にも、地すべり危険区域は多い。

十分に調べて、自分の住むところにはどんな…
雪が降り止む気配もなく、これからは毎日のように垂れ込める灰色の雲との長~いお付き合いとなります。
太平洋側で生まれ育った身には、晴れてまぶしい白銀の世界がなつかしいです。
もっとも、雪は春には豊かな雪解け水となり、田んぼをうるおしてくれるから、恨みつらみばかりも言えませんが。

ところで、前回の講師の先生のお答えです。
→地価が高かったとき、例えば中心部1坪40万円50坪2,000万円の土地と郊外1坪15万円50坪750万円の土地では、
価格に1,250万円も差がありますが、地価が下がって、中心部1坪20万円郊外1坪10万円となれば、
50坪の土地価格の差は500万円となり、750万円も差が縮まってしまいま…