困っていること

2012.12.16 かなり深刻な欠乏状態です

うれしい悲鳴といえばいえますが・・・
おかげさまで、お預かりしていた中古住宅の売買物件がほぼ成約となり
あと2件を残すのみとなりました。

私たちの商売は、「売ってほしい」というご依頼をうけてスタートします。
「買いたい」というお客様の条件にマッチした物件を探そうとしても
今は、お客様自らがWebから情報をとりにいく時代です。
私たちが知りえる情報は、お客様も知っているという場合が多いです。
不動産業者に「こういう物件を探して欲しい」と依頼して、
その結果をじっと待っている、とうお客様は稀です。
ということは、いかに「売りたい」お客様の目に留まるかということです。

たぶん、使う目途のない空き家は、かなりの数あるかと思います。
潜在的に、売却物件は相当数あるはずなのですが、
空き家は、その所有者は特定できても、連絡をとれない場合が多いのです。
個人情報の関係で、簡単に調査することもままなりません。
住宅の質が向上した今、新築は高値の花だけど、中古住宅なら手が届くという人もたくさんいます。
そういう方の需要に応えられるには、まだまだ市場に出る物件は少なすぎます。

当社には、業種柄多くのオーナー様がいらっしゃいますが
DMを差し上げるたび、あて先不明で返却される件数が増えます。
貸したり売却して別な人が住まわれている場合もありますが、
「転居先不明」というケースも多いです。
空き家にされておく事情はそれぞれだと思いますが、
せっかくの資産を無駄に眠らせて、固定資産税だけを払い続けるのは、もったいないと思います。
建物は、年を経ると評価が下がっていきます。維持管理も大変です。
秋田の場合、土地の下落はまだ止まっていません。
土地・建物とも、年々価値が下がっていきます。

各社あの手この手で、「売却は当社に!」とPRしていますが、
お客様はどういうプロセスで依頼する会社を選ぶのかが、どうもはっきりわかりません。
「信頼できそう」が一番のポイントかと思いますが・・・

未利用の住宅をどう活用するかの相談の受け皿が、もっとあればいいかもしれません。
不動産業者は、売ったり貸したりする方はお客様ですが
そうでない場合、真剣に相談に乗ることができないかもしれません。
いろいろな事情をかかえる方に、きめ細やかにアドバイスができる
そういう対応をこころがけたいと思います。
どうぞ、なんなりとお申し付けください。

たまには、商売ネタでした。