2012.3.24 一昨日地価公示の発表がありましたが・・・
一昨日の地価公示の発表がありました。
秋田県は19年連続で地価が下落していますが、
秋田市の下落幅は小さくなったそうです。
住宅地は、平均5.1%の下落幅だそうです。
調査地の中で一番地価の高い住宅地は、保戸野中町で1坪あたり約22.1万円。
最高に高かったときは、50万円台の取引もあったのですが。
思いついて計算してみました。
毎年5%ずつ19年下がったら、元の何%になるでしょうか?
答えは約38%です。
ちなみに4%ずつ下がると、46%になります。
毎年毎年聞いていると、大して下がっている実感がなりのですが
まとめて計算したら、「やばい!!」という感じです。
1%ずつだって、19年もたつと83%になってしまいます。
個人だけでなく、日本中の資産価値が毎年目減りしていくのは恐ろしいです。
日本の総面積は、337,835平方キロ
内7割は林野らしいので、基本土地として取引があるのは3割の約10万平方キロ
1平方メートル当たりの地価が千円だけ下がっても、全部で千億円がふっとぶ計算です。
数字は怖いです。
造成されたりしたために価値が上がったりすることはありますが、
それを無視すれば、全く同じ土地なのに、価値がこれだけ下がります。
よく話題になる円高・円安も、こういう大きな規模で計算すると、
莫大な利益がふっ飛ぶんだろうと、実感がわきました。
統計など、目で見て流すと印象に残らないこともありますが
たまには、自分で計算してみましょう。
新しい気づきがあるかもしれませんよ。
今日も、「春よ こい」がテーマでした。