中古住宅購入のポイント<新築以上にスピードが大事>

希望の条件にあった中古住宅は、なかなか見つからない

この記事をご覧の方なら、ポータルサイトはご覧になっていると思います。ポータルサイトには相当の物件数が掲載されています。でも、条件にあう物件は、思いのほか少ないものです。土地以上に中古住宅の数は少ないです。例えばお子様の通われている小学校の学区内に中古住宅情報は何件あるでしょう?学区によっては、数件しかない場合もあります。それも築後40年などという物件が混じっていたりします。
人気の場所にあって値段が手ごろで築浅などという物件なら、早々に申込が入ります。情報を出して1週間以内で決まることも稀ではありません。だから、土地から探す新築より、スペードが要求されます。

気に入ったら、スピードが大事です

中古住宅を求める場合、多くの物件をご覧いただくのが一番です。比較検討することで、ポイントがつかめてきます。
でも、いろいろ見て「あの物件が一番良かった!」と思ったら、一足先に誰かに買われてしまったという話も珍しくはありません。そういう経験をしたから、気に入ったので即決しました!という方にもたくさんお会いしています。
絶対譲れないポイントがほぼ充たされていれば、それはベストに近い物件です。ひと目惚れ(びびっと)も大いにありなのです。

ここで、優先順位を決めておくことが大切になります。
中古住宅の場合、当然ですが、土地に建物がくっついています。場所は気に入ったが建物が古すぎる、建物は理想的だが駐車スペースが足りないなど。それでも、販売されている物件から選ばなければなりません。
すべての要望を満たす物件は、まずないと覚悟していただきたいのです。そこで重要なのが、条件の整理です。

不動産を購入する動機はなんですか

では、なぜ中古住宅を購入しようと思われましたか?

今住んでいる場所に不満がある(不便、うるさい、学校や職場が遠い)。結婚して、新しい住まいが必要だ。今住んでいる家に不具合がある(狭い、広い、寒い、古いなど)。家賃の支払いがもったいない気がする。など、人それぞれ様々な理由が挙げられると思います。
動機がはっきりしていれば、条件も絞られてくるでしょう。

条件を整理して、優先順位を決める

まず、ご要望を全部書き出してください。
○○小学区、スーパーが近い、車が2台以上駐車できる、間取りは3LDK以上、庭が欲しい、道路は南向きで6m以上・・・・
この段階では、とりあえず全部挙げてください。
その中で、優先したいことを、1番から番号をふってみてください。ご夫婦別々に行えば、お互いの要望の違いを発見できます。違いが分かれば、これだけは譲れない、これは我慢できるという点をすり合わせて整理できます。ここで、ご家族としての優先順位を決めてください。

優先順位が決まっていれば、実際に物件を見たときに質問もしやすくなります。。
要望をかなえることが出来るのか、または要望通りでなくとも解決方法があるのか
そこを押さえられたら、きっといいお買物ができます。

最後に、案内してくれた業者の説明がいい加減だったり、不親切だったりしたら
別の業者さんにも意見を聞いてみてくださいね。
家とも、担当する人とも、相性が大切です。